仮想通貨の自動売買プログラムを作る⑧:プログラムの出力の成形

仮想通貨の自動売買プログラムを作る過程を紹介しています。

はじめて仮想通貨の自動売買プログラムを作った過程 [Bitflyer/BTC-FX/C#]

基本的な実装はできましたが、プログラムは流しっぱなしにする前提なので、今回は情報の出力をしっかりとしていきたいと思います。

今まではなんでもかんでも TextBox1 に出力していましたが、これからは以下 3 箇所に分けて出力します。

  • TextBox1 : 最初に作ったテキストボックスは通知目的で使う
  • DataGridView: エクセルみたいな表を追加して、取引に関する情報はここにまとめる
  • Visual Studio の出力: アプリ単体で動作させたら見れなくなるが、Visual Studio から実行している間はここに Console.WriteLine で出力できるのでデバッグ系の情報はこっちに出力する。

bitFlyerAppSortOutput001

プログラムに表を追加 (DataGridView)

取引に関する情報を後からでも確認できるように DataGridView を追加。とりあえず以下の情報があれば見やすくなるはず。

  • child_order_date : 取引の日時
  • child_order_acceptance_id: 注文 ID
  • child_order_state: 注文の状態
  • side: 売りか買いか
  • child_order_type: 成行か指値か
  • price: 価格
  • size: 枚数

Form に DataGridView を追加して、これら値を入れれるように列を作っておく。

bitFlyerAPIGridViewForRecord001

後は取引状況に変更があったらここに内容を入れていくだけ。

注文を入れてすぐには ID 以外の情報がわからないので、以下で ID だけは記録しておく。

ID から情報が取得できるようになったら、その内容を更新する。該当する所を更新したいので、child_order_acceptance_id で探して、その行を更新する。

消すことはないので、これを取引状況が変わる要所要所で設定していく。

自動売買プログラムの作成状況

今回取引をリストする DataGrid を追加したので見た目がこんな感じになった。

bitFlyerAPIGridViewForRecord002

そしていつも通り、これが今のプログラムの全コード。

これで自動売買プログラムのできあがり。あとは上昇トレンドになったらこれを流しっぱなしにして様子を見る。

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